学生時代から、初めて付き合って4年近く同棲していた人と別れた。
その時は本当にもう人生真っ暗闇、この世の終わりだと思った。
とりあえず、いつも見守ってくれていた友人に真夜中に号泣しながら留守電にて報告。(迷惑…)後日、またもや泣きながら慰めてもらう。
これを2人の友人それぞれにやって貰った。
職場でもどうしても泣けてきてしまい、付き合ってたことを知るほぼ友人関係の上司に報告。たまに涙しながら仕事をする。(社会人としてどうなの…)
夜中に1人で泣きながら思い出に浸る。
恋愛ソングを聴きながら目的も無く長距離の電車に乗り、車窓からの風景に楽しかったことなど思い出しつつ涙する。
…こんなことを真面目に1ヶ月くらいして過ごしていたところ、自然に日常に戻った。
いや、その後バレンタインにチョコレートをポストに入れるという奇行に走ってしまったので、数ヶ月は自分を見失ったままだったのだろう。
ところで同棲からの別れということは、引っ越しが伴う。
悲しみに暮れていたため判断力は欠いていたと思われるが、どうにかすぐに見つけた新居はなんと、付き合っていた人が以前住んでいた家からほど近い場所だった。
結果的には、知らない場所にその状態で住むよりは、知っている場所で良かったのだと思う。
引越し当日は元恋人がレンタカーを借りて、荷物を運んでくれた。
その日はもう時間も遅く、カーテンも布団も無い部屋で、唯一持って来ていた毛布にくるまって本当に悲しい夜を過ごした。
流石にこれはないなと思い、次の日カーテンと布団を買った。
そして急に1人になったので、寂しくなり当時流行っていた「メル友掲示板」を利用し、男女関わらず気が合いそうな人何人かと会ってみたりもした。
当時の掲示板は、出会い系というよりは純粋な友達募集の場としてのものであった。
私が会ったのは常識的な人ばかりで、変な人に出会ったことは無かったし、その中の人とお付き合いした事もあった。どんな人に会ったかは、また機会があれば別に書くことにする。
そんな訳で、結果私が大失恋してどう立ち直ったかと言えば
とりあえず泣きたい時に泣く。
友達に話を聞いてもらう。
思い出にどっぷり浸る。
この3つである。
同じ感情は長くは続かないもので、そうこうしているうちにいつの間にか、過去は薄れていった。
すぐに忘れるのは無理だし、無かったことにはならないので、自分の心のままに過ごして吐き出して行ったのが良かったのかなと思う。
ちなみにその後私は結婚し、元恋人も現在幸せに暮らしているようなので、あの時別れて良かったのだと思っている。という、本日のお題のお話。