私は【魔女の宅急便】か大好きだ。
特段ジブリファンというわけではないが、ことある毎に見たくなる作品だ。
できればセリフを全部覚えて、1人魔女宅が演じられるようにしたいくらいだ。何の役にも立たないが、一芸にするには面白いだろう。
作品の中で、孫娘の誕生日におばあちゃんが焼いてくれたパイをキキが届けたら「私これ嫌いなのよね」といわれてしまうシーンがある。
有名なニシンのパイである。
大きな器に可愛い魚模様でコンガリと焼けた熱々のパイ。なんてそそられる…!!
でも魚のパイって美味しいんだろうか? どんな味がするんだろう。何か付けて食べるんだろうか。
食べてみたいが、売っていないからには自分で作るより他無い。YouTubeなどには作ってみた動画が載っていたりするが、ニシンなんてあまり見かけない。季節ものなのか、場所柄なのか。どこで手に入るのだろう。
あったとしても一匹丸々は流石に無理があるので、もし切身を見かけることがあったら是非作ってみたいと思っている。
また、キキが風邪で寝込んでいる時に家主のオソノさんが作ってくれたミルク粥も気になる。
材料は米だろうか、パン粥だろうか、オートミールだろうか。
味は甘いのか塩っぱいのか。これは作ろうと思えばいつでも作れるので、近いうちに試してみたいと思っている。
1番好きなシーンは、魔女の力が弱くなってしまったキキが友達のトンボの危機を救うべく、再び飛べるようになる所だ。
魔女が飛ぶといえばホウキだが、手近にあったデッキブラシで能力を大集中してついに飛べるようになる。ここの無音の演出が、見ている側にも思わず力が入って、つい息を止めて見てしまう。
トンボをどうにか助けた後の街の人々のフィーバーっぷりが『ヤッターーーー!!』感が凄すぎていつも嬉しくなり、こっちまでニヤニヤしてしまう。
いままで素っ気なかった人たちがキキを全面的に受け入れてくれたのが、悪くいえば手のひら返しで都合いいな!! と思わないでもないが、キキにとっては良い事である。
調子悪い時もあれば、努力でどうにかなる事だってあると言うような人生の山谷を、重くならずに教えてくれていると思う。
まぁそんな堅苦しいこと考えなくても、この作品は見始めたらついつい何度でも最後まで見てしまうという、私にはなかなか無い作品なのでDVDも買ってしまった。
こんな話をしていたら、魔女宅が見たくなった。
さて、これを投稿したら今から久々に見るとしようか。という、本日は私の好きな作品のお話。