どらねこの日々

ミュージカルとゲームが好き。とりあえずダイエット中なう。の雑記。

今週のお題「わたし○○部でした」

今週のお題より「わたし新聞部でした」。

 

高校生の頃の部活だが、私は新聞部で活動していた。

入ったきっかけは、運動部より絵や文を書く文化系の部活が良かったのと、説明会の時にいつもオヤツタイムがあるという事で、餌に釣られて入部した。

イメージでは、週に何日かたまに活動している程度に思っていたが、実際には土曜日含め毎日活動があった。

私の部では全国新聞コンクールというものに毎年参加しており、それなりに発行部数が無いと実績にならないので結構忙しいのだ。

大体週に1部、多い時は2部の小紙と、半年に1度ちゃんと印刷所に出して刷ってもらう本紙を発行していた。

 

記事を書くときはちゃんとそれなりに取材をし、部内唯一の一眼レフカメラで写真を撮り、前述のコンクールで優秀賞を取った時のワープロ(懐かしい!!)で作成する。

とはいえ、突発の出来事があった時は別だが、基本的に年中行事についての発行が基本になってくる。

新任の先生の着任、退職・転校する先生のご挨拶。学年ごとの遠足。部活動紹介。終業式、新学期。体育祭、文化祭。修学旅行。年末年始の過ごし方。進学率などについて。この辺にちょいちょい突発紙が発行される。

ネタが有るんだか無いんだか、「学校にタヌキ現る!! 」なんていう記事が出たこともあった。

 

部員は多くは無かったが、みんなちゃんと部活に真摯に取り組んでいて、期日までに記事も書くしサボる人も滅多に居なかった。

部活を掛け持ちしている人は何人か居た。私もその1人で、新聞部の部長でありながら料理部と掛け持ちしていた。

料理部は3年生になってから入ったのだが、これも「料理を作って食べられるよ」という友人の餌に釣られて…食べ物関係に弱いな、私。

 

それはともかく、活動する中で1番気合が入るのはやはり印刷所で発行する本紙だ。

記事も練りに練って書くし、写真も1記事に対して何枚撮ったやら。

別に私の学校の新聞部は強豪というわけではないが、そこは関係無く、頑張る時は頑張るといったところだ。

毎回持ち回りでコーナーを担当していた為、私も本紙で真面目な記事を書いたはずなのだが、何の記事を書いたかさっぱり覚えていない。

その代わり好きだったコーナーは覚えている。

『大学紹介』と『編集後記』である。(結局雑記じゃないか、という事は置いておいて…)

大学紹介は、その高校から通える範囲での憧れの大学や有名校、進学者の多い大学などを実際に訪問してその様子を書く。駅から学校までの様子や校内での印象、学食も実際に食べさせて頂いて感想を書いたりした。やっぱり食か。

編集後記はもう好きなように書いて良かったので、テーマさえ思いつけばスラスラ書けて楽しかった。「風鈴の音は風流か雑音か」というようなコラムを書いて、結構満足いく出来だったことを覚えている。

 

この部活以降、記事を書く癖で「です・ます調」よりも「だ・である調」で書く方がシックリ来るようになり今に至る。

あの頃は運動部でもないのに毎日毎日活動があるし、新聞を発行したところでどれだけの人が読んでくれるんだろうという思いもあった。だが今となってはあの日々も、思い出深いものとして記憶に残っている。

頑張ったことはきっと、今の人生の糧になっている…んじゃないかなと思う。思いたい。

ちなみに新聞部のオヤツタイムは非常に充実しており、時折顧問の先生がちゃんとしたケーキを買ってきてくれる事もあった。部活紹介時の条約に偽り無し。という、本日は高校時代の部活動のお話。