今日は、渡辺直美が主演のブロードウェイミュージカル『ヘアスプレー』を観てきた。
全くストーリーを知らなかったが、友人が絶対観たい! 大好きな作品! と激推ししていたので私も興味を持った次第である。
共演者とのポスターも。(反射で光ってしまった…)
【STORY】
1960年代アメリカ・ボルチモアに住むトレイシー・ターンブラッド(渡辺直美)は、ダンスが大好きでちょっぴりビッグサイズな女の子。彼女の夢は、大人気のテレビダンス番組「コーニー・コリンズ・ショー」のダンサーになること。
そんなある日、トレイシーの元に番組で新メンバーを募集するニュースが飛び込んでくる。オーディションを受けたいと両親に懇願し、心配性でトレイしーと同じくビッグサイズな母のエドナ(山口祐一郎に反対を受けながらも、自慢の髪型をバッチリ決めてオーディション会場へと向かう。
しかし太っているという理由で一方的にオーディションの受験を拒否されてしまい……。(公式より)
キャスト等、詳しくは公式HPを↓
本来は3年前に上演されるはずで、その時に観に行こうと言っていたのだが、残念ながらコロナで上演中止となってしまった。
映画もあるので事前に予習してから行こうと思っていたのだが、愛用しているAmazonプライムではレンタルもやっていなかった。なので全くの初見。
感想は一言で言うと、3年待った甲斐があった。
まず主演者全員のビジュアルが、60年代アメリカという事でポップで可愛い。
渡辺直美見たさで行ったところもあるが、歌もダンスもとても良かった。ちょいちょいいつもの渡辺直美を挟んでくるところも(ダンスの動きとか)、それはそれで面白い。
もっと体が大きいイメージだったが、舞台で見ると思った程ではないなと。稽古から本番までダンスで動きっぱなしで痩せたのではないか? と友人は言っていた。結構踊っていたので、そうかも知れない。
内容としては、公式STORYに書かれているのはほんの序盤で、肌の色の違いによる人種差別という重いテーマを扱っているのだが、主人公の前向きな姿勢とポップで明るい雰囲気でとても楽しく観ることのできる作品だ。
惜しいというか、ほぼ演者が日本人ばかりなので、肌の色が違うかどうか分かりにくかったのは仕方ないところか。まぁわざと黒く塗っても変だしな…。
そんな事で(と一言で言ってしまって良いか分からないが)差別をしているなんて、馬鹿馬鹿しいと思わせてくれる。
それから可愛かったのが、主人公の親友ペニー役の清水くるみ。スヌーピーのミュージカル『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』に出てきそうなキャラが良かった。最後の衣装もとても素敵だった。
あと主人公の父親ウィルバー役の石川禅。この方はミュージカル界でも名俳優のひとりだが、私は悪い役や重い内容の舞台でしか観たことがなかった。
なので、そういう俳優さんなんだなと思っていたが、こんな可愛い役もやるんだ!! という純粋な驚きがあった。本当に、優しい可愛らしいオジサン(失礼)。
あぁ、数ヶ月後にもう1度観たい。心から楽しめた。そんな作品だった。
映画がDVDで出ていて、内容が舞台そのままではないと言う事なので、今度はそちらも観て楽しみたいと思う。という、本日は観劇してきたお話。