あれは確か、小学1年生頃だったと思う。
漫画雑誌なら「りぼん」、コミックなら「ときめきトゥナイト」の3巻が初めてお小遣いで買った漫画だ。
当時は大体女子は「なかよし」派か「りぼん」派で、少数派に「ちゃお」「花とゆめ」「マーガレット」などがあった。
私はたまたま最初に読んだのが「りぼん」だったので、そのまま「りぼん」派になった。
当時は毎月雑誌を買うだけの財力も親の許しも無かったので、たまに買っては読むという飛び飛び読みをしていた。
まあそれでも、新しい冊子を買うのが嬉しくて隅々まで読んで満足していたので、話の中身が飛んでいることには特に何も感じていなかった。(むしろ「あらすじ」を読めば大体分かるからいいじゃん、と思っていた)
なので、コミックを買うときも1巻から話が続いていくなどという知識が無かった。
何巻か出ている中から、ど・れ・に・し・よ・う・か・な♪ のノリで初っ端から3巻を買ったという次第である。
私は「ときめきトゥナイト」が大好きだったので、その時はそれで大満足していた。
が、ある時気づいてしまった。
…これ全巻集めたら、全話続けて読めるのでは?
それからは必死にお小遣い稼ぎをし、貯まってはコミック…と思ったけどりぼんの方買っちゃうー! という誘惑に負けつつ、何巻かは購入したが全巻は揃わなかった。
結局全巻購入できたのは、大人になってからである。
いやー途中の巻だけでも面白いれど、やはり1巻から通して読むと言うのは素晴らしい!
もう一気読みである。
小学生の頃こんなことやっていたら、毎日毎日飽きもせずに全巻読破をしていたに違いない。私にはその姿が見える。
結局その後は集めた全巻は人に譲ってしまったけれど、今でもあの3巻を読んだら懐かしく思える。良い思い出となっているので、私の無知さも救われたと言うものだ。
…という、本日はお題より初めて自分のお金で買った漫画のお話。