先日TVで見た、『THE W』が全く面白く無かった。
どこかで面白くなるかなと思って最後まで見たけれど、一向に面白くないまま終わってしまった。
別に、女性芸人だけのお笑い頂上決戦があるのは悪い事ではないと思う。
『M-1』を見ていて面白くないと思う時は、大体芸人さんが力みすぎて空回りしてしまうところだと思っている。
だが、THE Wに関してはそう言う事ではなく全体的に何だか笑えないのだ。
そもそもネタが面白くないと言うのもあるとは思う。それ以上に、力技でも笑いをとるという力量に欠けているのだと思った。
対戦方法も何だか変で、先攻と後攻でどちらが面白かったか審査員がジャッジする…までは良いが、残った方の先程のネタと、また新たな後攻でジャッジすると言うのを繰り返していく。
この方法って何だかおかしいと思うのだが。
競うなら、点数制にした方が良いのではないのか?
それに見ていて思ったのが、より面白い方が残るのではなく、より面白くない方が落とされているだけに感じた。
M-1で女性芸人が上位に残ってこないのを考えると、男性芸人の方が笑心を掴むのが上手いんだろうなと思う。
お笑いというものは好みによりけりであろうが、女性芸人の場合その好みに合致するのが難しいのだろうか。
優勝は『天才ピアニスト』が獲ったが、すごく面白い訳ではなく普通にちょっと面白いというくらいだったと思うのだが…。本人たちは満足する出来だったのだろうか。
出場した人たちも、何となく変な雰囲気というのは感じないものなのだろうか。疑問である。
せっかく賞金が1千万円も有り、色々な番組に出られるという特典も付いているのだから、もっとお茶の間を笑いに包んで欲しいと思うのは、贅沢なのだろうか。
因みに私が1番好きなお笑い芸人はサンドウィッチマンである。喋りのテンポが好きだ。
まぁその辺は好みによる所なのでアレだが、彼らがM-1で優勝した時は本当に面白かった。
女性芸人さんにも、そんな人を惹きつけて思わず見てしまうようなお笑いをやって欲しいものである。…という、本日はTV番組を見て感じたことのお話。